マイケル・ジャクソンの振り付けを20年間担当した天才的な世界的振付師トラヴィス・ペイン(Travis Payne)をご存知でしょうか。
トラヴィス・ペイン(Travis Payne)は、アメリカ出身の振付師、ダンサー、ディレクター、プロデューサーで、幅広く活躍しています。
そして日本では、あの人気アイドルグループ「Travis Japan」の生みの親であり、「Travis」は彼の名前から来ています。
そんなトラヴィス・ペイン(Travis Payne)っていったい何者なの?という疑問を調査してみました。
ぜひ最後までご覧ください!
1971年7月5日生まれ、アメリカアトランタ出身の振付師、ダンサー、ディレクター、プロデューサーなど、幅広く活躍。マイケル・ジャクソンの右腕として20年間担当してきた天才振付師。マドンナやレディ・ガガのような有名アーティストからも信頼が厚く、数多くの振付・指導など行っている。高校生から日本とは縁があり、2013年よりSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)と契約している。
トラヴィス・ペインのプロフィール
基本プロフィール
名前:トラヴィス・ペイン(Travis Payne)
生年月日: 1971年7月5日
年齢:53歳(2025年5月現在)
出身地::アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身
職業:振付師、ダンサー、ディレクター、プロデューサー
影響を受けた人物:マイケル・ジャクソン
好きな日本食:しゃぶしゃぶ
4歳でダンスを始める
トラヴィス・ペインは、幼少期からダンスが好きで、4歳で始めました。
両親がダンスを勉強する機会を与えてくれたおかげで、9歳で正式なトレーニングを受け始めます。
その後、ノースサイド芸術学校(Northside School of the Arts)でアートとしてダンスを学び、ハリソン・ダンス・カンパニー(Harrison Dance Company)に参加。
そこで、ゲディ・ハリスンという最初の恩師に出会い、 LAに19歳で引っ越すまでインスピレーションを与えてくれたそうです。
マイケル・ジャクソンとの仕事が長年の夢だったというトラヴィス・ペインは、 マイケルのワールドツアー「Bad World Tour」は何度も見にいったといいます。
19歳でジャネット・ジャクソンからスカウト
マイケル・ジャクソンと同時に彼の妹ジャネット・ジャクソンのファンでもあったトラヴィス・ペイン。
1990年「Rhythm Nation 1814 World Tour」を何度も見に行き振付を覚え、宣伝用に自ら製作した動画がジャネットの目に止まりスカウトされます。
この時のトラヴィス・ペインはまだ19歳。
その後、日本に呼ばれ、ツアーに参加。プロとしてのキャリアをスタートさせたのです。

この時から日本と縁があったんだね♪
トラヴィス・ペインの経歴
トラヴィス・ペインは、マイケル・ジャクソンの振付師として世界的に有名なのは、皆さんご存知だと思いますが、
これまでの彼の経歴について詳しく調べてみました。
マイケル・ジャクソンとの経歴
・ジャネット・ジャクソンがきっかけでマイケルと出会う。
・マイケルの主要なワールドツアー全てにバックダンサーとして参加。
・共に20年間走り続け、マイケルの右腕として振付や演出に従事。
・大ヒット映画「This Is It」の振付・演出を担当し、2億6,130万ドルの興行収入を記録。
受賞歴
・MTV最優秀振付賞を1992年から4年連続受賞
・ボブ・フォッシーの最優秀振付賞1996年から4年連続受賞
・アメリカン・コレオグラフィー・アワード(American Choreography Awards)」3回受賞
・エミー賞にも2度ノミネート
・第24回ゴールデンラズベリー賞 振り付けでの卓越した低功績に対する審査員特別賞 受賞
担当した主な海外有名アーティスト
・マイケル・ジャクソン
・ジャネット・ジャクソン
・プリンス
・エン・ヴォーグ(En Vogue)
・TLC
・マドンナ
・ブリトニー・スピアーズ
・レディー・ガガ
マイケル・ジャクソンとの共演
トラヴィス・ペインはジャネット・ジャクソンのツアー参加がきっかけで、1992年の「Remember The Time」で初めてマイケルとの共演を果たします。
トラヴィスの才能に惚れたマイケルは、その後の「Dangerous World Tour」「HIStory World Tour」などの主要なワールドツアーにバックダンサーとして参加させます。
マイケルとジャネットの共演作「Scream」ではディレクターとして参加。同作は史上最も費用のかかったPVとしてギネス世界記録に認定されています。
トラヴィスとマイケルは、共に20年間走り続け、マイケルの右腕として振付や演出に従事していくのです。
・Remember The Time (バックダンサーとして)
・Dangerous World Tour (バックダンサーとして)
・Scream (ディレクター・振付師として)
・Ghosts (バックダンサーとして)
・HIStory World Tour (バックダンサーとして)
・THIS IS IT (ディレクター・振付師として)
・Immortal World Tour (プロデューサーとして)
(トラヴィス・ペインWikipediaより)
「This Is It」の振付師
2009年には、マイケル・ジャクソンのロンドン公演「This Is It」の振付師およびアソシエイト・プロデューサーとして参加しました。
マイケルの急逝後、リハーサル映像を元に制作されたドキュメンタリー映画『マイケル・ジャクソン THIS IS IT』でもディレクター兼、振付師として重要な役割を果たしています。
この映画は全世界で2億6,130万ドルの興行収入を記録し、史上最も興行収入の高いドキュメンタリー映画となり、日本でも話題になりました。
トラヴィス・ペインのこだわりは、ストリートダンス、バレエ、そしてマイケル・ジャクソンの影響を受けたユニークな振付にあります。
現在は、ヒップホップ、バレエ、モダン、ストリートダンス、そして最新の新しいスタイルを駆使し、世界最高のポップダンスを届けています。
MTV最優秀振付賞を4回受賞
トラヴィス・ペインは、「MTVビデオ・ミュージック・アワード(MTV Video Music Awards)」で最優秀振付賞を4回受賞しています。
1992年から4年続けての受賞なんて凄すぎますよね。
主にエン・ヴォーグ、ソルト・ン・ペパ、マイケル・ジャクソン、ジャネット・ジャクソンなどの有名アーティストの協力あってこその受賞だったようです。
そして、ボブ・フォッシーの最優秀振付賞も1996年から4年続けて獲っています。
「アメリカン・コレオグラフィー・アワード(American Choreography Awards)」も3回受賞し、エミー賞にも2度ノミネートされています。
2003年には、ミュージカル映画『アメリカン・スター』でのダンス振付で、「第24回ゴールデンラズベリー賞 振り付けでの卓越した低功績に対する審査員特別賞」を受賞しています。
担当した主な有名アーティスト(海外)
・マイケル・ジャクソン
- 「Scream」「Remember The Time」「Dangerous World Tour」「HIStory World Tour」「This Is It」など多数を担当。
- 振付・演出の右腕的存在。
・ジャネット・ジャクソン
- 「Rhythm Nation 1814 World Tour」にダンサーとして参加。
・プリンス
- 振付や演出で関わる。
・エン・ヴォーグ(En Vogue)
- ミュージックビデオやパフォーマンス振付を担当。
・TLC
- 「Waterfalls」などのミュージックビデオ振付に関与。
・マドンナ
- 「Power of Goodbye」などのミュージックビデオ振付に関与。
・ブリトニー・スピアーズ
- 振付監修など。
・レディー・ガガ
- パフォーマンス指導に関与。
トラヴィス・ペイン「徹子の部屋」出演
トラヴィス・ペインは、徹子の部屋にも出演経験があり、マイケルとの思い出を下記のように語っています。
“マイケル・ジャクソンを初めて観た時から鼓舞された気持ち。
私の人生のゴールは、彼と仕事をする事でした。
彼の音楽・それから人々に対しての親切さという事に胸を打たれたからです。”
“マイケルの音楽と彼のダンスは、『彼の言語』 のようでした。
それを通して彼はコミュニケーションをとっていたんです。
音楽やダンスを通していろいろな事が出来たと思います。
世界の人たち・J-Friendsとも仕事をしたと思いますが、ジャニーズ事務所の人たちと仕事をしたり、彼のアートや才能や影響力というのは本当に計り知れないものでした。
私はその一部になれたという事が、本当に恵まれていたと思います。 夢が叶ったと思います。”
“彼の芸術性に加えて 彼の人間性というものが、本当に私は大好きでした。
そして寛容性ですか、人々を理解してくれるという気持ち。
黒柳さんも同じ精神をお持ちだと思うんですけども、皆あなたのような人がもっと必要だと思います、世界を癒してくれるような人が。”
黒柳徹子さんから「世界の子供たちのことをマイケル・ジャクソンさんは心配していらした?」という質問に
“Always, always.
いつも、いつもです。
いつも認識していました。 世界で何が起きているのかを知っていました。
マイケルが亡くなる前にも、フィリピンでは津波が発生しましたね。 ハリケーン・カトリーナがアメリカのニューオーリンズで発生しました。
こういった事で本当に彼は打ちのめされました。
こういった人たちのことは知りません、でも人間である事で彼はとにかく同じ人間として出来るだけの事をしたい・彼にはそれは 『責務』 だと思っていたようです。 彼の責任だと思っていたようです、出来るだけのことをする事が。 そしてそれを実施していました。
本当に、匿名で支援をしていた時もあるんです。 注目を集めるようにと思われてはならないようにですね。
だから彼にとっては大切な事だったんです。”
残念ながら、マイケル・ジャクソンは2009年6月25日に亡くなってしまいますが、その前日までトラヴィス・ペインは会っていたそうです。
世界の皆と同じように茫然とし、本当に衝撃を受けたと話しています。
それでも、マイケルと一緒に過ごした素晴らしい思い出・マイケルがペインの人生に対してどんなにインスピレーションを与えてくれたか、感謝しかないと語っています。
トラヴィス・ペインとジャニーズ事務所の繋がり
トラヴィス・ペインは、日本でも積極的に活動しており、ジャニー喜多川氏と親交があった事から、
2013年よりSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ事務所)と契約し、ステイシー・ウォーカーと共に多くの舞台の振付を担当しました。
その中でも代表的なのが、トラヴィス・ペインのオーディションによってメンバーが選抜された「Travis Japan」です。
実は、「Travis Japan」の「Travis 」は彼の名前からきています。
その他、数多くジャニーズ関係の舞台や、振付などを担当していて、ジャニーズには欠かせない人物になっています。
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トラヴィス・ペインは羽生結弦のファン
トラヴィス・ペインは、羽生結弦のスピン写真をXに投稿し、「Divinity in motion!」と絶賛しました。
この英語の意味は、「まるで神がかった動きだった」という意味です。
実はこの言葉、マイケル・ジャクソンの「Dengerous」に出てくる歌詞の一つなのです。



粋な事するよね~
その後、日本のトレンドにトラヴィスの名前が入ったことを日本語でツイートし喜んでいました。
羽生結弦もまた、マイケル・ジャクソンに憧れを持っていて、彼への思いを下記のように語っています。
小さいころにマイケル・ジャクソンさんを見て、この人みたいになりたいって思ったんです 。色んな音を自分の身体から発しているようなマイケル・ジャクソンのように、体から音を出したいです「孤高の原動力」
また、ペインはインスタストーリーで、「あの夏へ」のハク様を演じた羽生くんを動画投稿もしており、
羽生結弦の美しさに魅了されているのがわかりますね!
そして、やはりマイケルは偉大!
YOSHIKIのオーディション審査員に
YOSHIKI主催のボーイズグループオーディションにトラヴィス・ペインが審査員に選ばれていました。
5月20日放送の「THE DANCE DAY」の審査員としても出演予定!もしかしたらYOSHIKIにオファーされたのかも?
まとめ
名前:トラヴィス・ペイン(Travis Payne)
生年月日: 1971年7月5日
年齢:53歳(2025年5月現在)
出身地::アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身
職業:振付師、ダンサー、ディレクター、プロデューサー
影響を受けた人物:マイケル・ジャクソン
好きな日本食:しゃぶしゃぶ
幼少期からダンス生活:ダンスは4歳で始めた。9歳で正式なトレーニングを受け始め、ノースサイド芸術学校(Northside School of the Arts)でアートとしてダンスを学び、ハリソン・ダンス・カンパニー(Harrison Dance Company)に参加する。
19歳でスカウトされる:1990年「Rhythm Nation 1814 World Tour」を何度も見に行き振付を覚え、宣伝用に自ら製作した動画がジャネットの目に止まりスカウトされる。その後、日本に呼ばれ、ツアーに参加。プロとしてのキャリアをスタートさせた。
マイケル・ジャクソンとの経歴
・ジャネット・ジャクソンがきっかけでマイケルと出会う。
・マイケルの主要なワールドツアー全てにバックダンサーとして参加。
・共に20年間走り続け、マイケルの右腕として振付や演出に従事。
・大ヒット映画「This Is It」の振付・演出を担当し、2億6,130万ドルの興行収入を記録。
受賞歴
・MTV最優秀振付賞を1992年から4年連続受賞
・ボブ・フォッシーの最優秀振付賞1996年から4年連続受賞
・アメリカン・コレオグラフィー・アワード(American Choreography Awards)」3回受賞
・エミー賞にも2度ノミネート
・第24回ゴールデンラズベリー賞 振り付けでの卓越した低功績に対する審査員特別賞 受賞
担当した主な海外有名アーティスト
・マイケル・ジャクソン
・ジャネット・ジャクソン
・プリンス
・エン・ヴォーグ(En Vogue)
・TLC
・マドンナ
・ブリトニー・スピアーズ
・レディー・ガガ
いかがでしたでしょうか。トラヴィス・ペインを調べれば調べるほど、凄い経歴なのがわかりました。
しかし、彼が成功した理由は実力もさることながら、皆に愛される人柄だとわかりました。
マイケル・ジャクソンも、そんな彼の人柄と実力に惚れ20年間も共に歩んできたのだと思います。
これからも飛躍し続けるトラヴィス・ペインを応援してきます!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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