「東京2025世界陸上」400メートルで見事金メダルを獲得したマクロ―フリンさん。
これまで、400メートルハードルで金メダルを獲得していたスーパースターが史上初の二刀流金という偉業を成し遂げました。
そんな超人、マクロ―フリンさんの生い立ちや家族の絆など徹底調査しました。
最後まで是非ご覧ください。
マクローフリンのプロフィール
名前:シドニー・マクローフリン=レヴロン(Sydney McLaughlin-Levrone)
生年月日:1999年8月7日(26歳)2025年9月現在
出生地:アメリカ、ニュージャージー州ニュー・ブランズウィック
育った場所:アメリカ、ニュージャージー州ダネレン
マクロ―フリンの家族構成
マクロ―フリンさんは、両親から兄弟まで全員が人生のどこかの時点で陸上競技に携わってきたスポーツ一家です。
両親
マクロ―フリンさんの父親の名前は、ウィリー・マクラフリン(Willie McLaughlin)さんで、元陸上選手です。
1984年のオリンピック予選400mで準決勝進出などの実績があり、マンハッタン大学の陸上でも活躍した選手です。
また、3度のオール・アメリカンとしてマンハッタン大学の運動殿堂入りをしているそうです。
アメリカ合衆国において、それぞれのスポーツにおいて最も優れたアスリートの一人とみなされる優秀なアスリートに毎年授与される栄誉。
マクロ―フリンさんの母親の名前は、メアリー・ノイマイスター・マクラフリン(Mary Neumeister McLaughlin)さん。高校時代はランナーでした。
両親は共にマンハッタン大学に通い、母親は1979年に入学した当時、女子陸上チームがなかったため、男子陸上チームのマネージャーになった事が出会いのきっかけだと言います。
姉・兄・弟
マクロ―フリンさんは、4人兄妹で、一番上のお姉さんの名前は、モーガン(Morgan)さん。
モーガンさんは、はセント・ピーターズ大学で陸上競技を続け、スポーツ選手としてのキャリアを続けていたそうです。
二番目のお兄さんの名前は、テイラー(Taylor)さん。年齢は、マクロ―フリンさんの2個上です。
ミシガン大学で陸上競技をし、2016年のIAAF世界U20選手権の400メートルハードルで銀メダルを獲得しています。
弟の名前は、ライアン(Ryan)さん。
兄姉と同じくトラック競技で活躍しており、ユニオン・カトリック高校の陸上競技で優秀な成績を収めています。
また、ニュージャージー州の陸上競技で5人目の優勝者となりました。
夫
マクローフリンさんの夫は、元NFL選手のアンドレ・レヴローニ・ジュニア (Andre Levrone Jr.)さんです。
2021年に婚約、2022年5月5日にブドウ園で結婚式をしています。
詳しくは、こちらの記事で紹介してます↓
マクロ―フリンの生い立ち
幼少期
マクローフリンさんは、1999年8月7日にアメリカ・ニュージャージー州ニューブランズウィックで生まれ、ニュージャージー州ダネレンで育ちました。
4人兄妹の3番目に産まれ、兄のテイラーさんと姉のモーガンさんに続いて幼い頃からランニングを始めたそうです。
しかし、父親から見たら、他の兄姉と比べて彼女が特別才能がある事には気づいていたそうです。
6歳で陸上競技を始めた彼女ですが、父親に「AAU(アマチュアアスレチック連盟)の子供のレースで優勝したら、アーモンド入りのチョコレートバーをあげる」と言われたのが最初の動機だそうです。
そして、そのレースに勝ってチョコレートバーをもらったので、その後もチョコレートをもらうために走り続けたそうです。
世界女王の最初の動機がチョコレートなんて可愛らしすぎですよね。
高校時代
マクローフリンさんは、ユニオンカトリックリージョナル高校(Union Catholic Regional High School)に通っていました。
競技で頭角を現したのは14歳、2014年全米ジュニア選手権の400mハードルで、2位という成績を収めた事です。彼女の55.63秒というタイムは、14歳(高校1年生)で世界最高記録。同年夏にも、100メートルハードルで13.34秒の世界年齢別ベストも樹立しています。
マクローフリンさんは、その後も多くの功績を残しています。
2013年~2014年:高校1年生で国内でも注目される記録を次々と更新。400mハードルでの優れたタイムを出すなど、早くから特異な才能を見せていました。
2014年:高校1年生ながら、400m ハードルの全国高校記録(新人記録)および世界年齢別ベスト(age-14 best)をマーク。
2015年:コロンビアのカリで開催された世界ユース選手権で400mハードル金メダル。全国ユース選抜大会で400メートルハードルの自己ベストを55.28秒まで更新し、15歳で世界ユース歴代2位の記録となりました。
2016年:高校在学中(16ー17歳)にリオデジャネイロオリンピック代表に選出。1972年以来、アメリカ陸上競技チーム最年少メンバーとなりました。 彼女は2016年のオリンピックでメダルを獲得することはできませんでしたが、素晴らしい活躍とオリンピックに出場した事により世界中で人気を博しました。
マクローフリンさんは、高校卒業までに多くの全国タイトルや州記録、全米記録を打ち立て、陸上界で最も優れた高校女子陸上選手の一人として認識されるようになり、トラック&フィールド以外の学業・人格面でも高い評価を受けていました。
その結果、ゲータレード年間最優秀選手賞を 2015-16年 および 2016-17年 の2年連続で受賞。同じ人物が2年連続で取るのは非常に稀だそうです。
※ゲータレード年間最優秀選手賞は、毎年、アメリカ合衆国の将来有望な高校生アスリートに贈られる賞で、競技成績だけでなく学業成績・リーダーシップも考慮されます。
大学時代
マクローフリンさんは、高校卒業後すぐにプロのランナーになることを諦め、ケンタッキー大学(University of Kentucky)に進学しました。
大学1年の2018年、400mハードルでSEC選手権を3回、全米選手権を1回制覇し、世界で最も将来有望な若手アスリートの一人としての地位を確固たるものにしました。
2018年後半、彼女はプロ転向を表明し、ニューバランスと契約しました。
家族との絆
2016年リオデジャネイロオリンピックに最年少で出場し、東京オリンピック、パリオリンピック共に金メダルを獲得したマクロ―フリンさんは、「幼い頃から家族とオリンピックについて話していました。」と語っていました。
家族全員が、陸上に携わっていた事から、幼い頃からのオリンピック話は必然だったようです。
そして、マクロ―フリンさんにとって模範となっているのが、父と兄だそうです。
父と兄が模範
マクローフリンさんには、2人の偉大なロールモデルがいました。
父・ウィリーさんは1983年に1周45秒30の短距離走者となり、1984年にはオリンピック選考で準決勝に進出しました。
そして、現在28歳の兄・テイラーは、19歳のミシガン大学在学中に全米大学体育協会(NCAA)選手権の400mハードルで5位に入り、全米ジュニア選手権で優勝、オリンピック選考会にも出場。さらに、2016年ビドゴシュチュで開催されたIAAF世界U20選手権では、自己ベスト49秒45で銀メダルを獲得。それ以前には、2013年ドネツクで開催されたU18世界選手権で、銀メダルを獲得した全米メドレーリレーの1区間を走ったこともある実力者です。
マクロ―フリンさんは16歳の時、トライアルレースが始まる直前、家族に助けられ、自信を失っていた時期を乗り越える事ができたと明かしています。
自分自身の期待からくるプレッシャーが大きかった為、上手くいかない時期にいたマクロ―フリンさんは、兄・テイラーさんの走りを見に行き、フィールドの雰囲気を感じた時もあったようです。
マクロ―フリンさんにとって兄・テイラーさんは、「兄貴だけでなく、友達でもありました。私が落ち込んでいる時はいつでも、彼はメールや電話をくれて、『大丈夫だよ』と言ってくれました。本当に感謝しています。」と話していました。
兄・テイラーさんは、一緒にウォーミングアップしたり、レースの精神面についても話してくれて、落ち着かせてくれるそうです。
彼女の現在があるのは、実力もさることながら、家族に模範となる人がいて、精神面でも支えてくれる存在があったからこそスーパースター誕生に繋がったのだと思いました。
まとめ
・家族構成:父、母、姉、兄、弟、夫
・両親から兄弟までの全員が陸上競技に携わってきた陸上一家。
・父に「AAU(アマチュアアスレチック連盟)の子供のレースで優勝したら、アーモンド入りのチョコレートバーをあげる」と言われたのが、6歳で陸上競技を始めた最初の動機。
・高校時代から数多くの大会で功績を残し、2014年リオデジャネイロオリンピックに最年少で出場。
・大学1年の後半からプロ転向を表明し、ニューバランスと契約。
・幼少期から陸上の環境下にあり、父と兄を模範にしてきた。とくに支えてくれたのは、兄の存在。
いかがでしたでしょうか。
スーパースター誕生の原点には、模範となる家族の存在や友達のように励ましてくれる兄の存在があったからこそなのだとわかりました。
これからは、現在の夫と超人家族を作っていくのでしょう!
楽しみですね!