韓国で2025年9月2日から放送スタートした日韓国交正常化60周年記念の「2025年日韓歌王戦」。
放送は終了しましたが、韓国だけでなく日本でもとても反響を呼び、多くの人達に感動を与えました。
今回の記事は、2025年日韓歌王戦の総まとめです。
①の続きになりますので、まずは①からご覧ください♪

【日韓歌王戦】前半のおさらい
司会者はシン・ドンヨプさん。
日本の審査員は、本選2回戦目から、近藤真彦さんがいなくなり、BS日テレの前社長の中山良夫さんと俳優兼歌手の高田夏帆さんの2名が加わりました。
【日本審査員5名】松崎しげる、Zeebra、ハシヤスメ・アツコ、中山良夫、高田夏帆
【韓国審査員5名】ソル・ウンド、ユン・ミョンソン、リン、D-LITE(テソン)、カンナム
1位:竹中雄大(天才ボーカル)
2位:Masaya(魔性の男)
3位:TAKUYA(J-POP界の隠し玉)
4位:Juni(ビジュアル王子)
5位:SHU(R&Bの最強者)
6位:木本慎之介(奇跡のDNA)
7位:Shin(神秘的な男)
1位:パク・ソジン(チャングの神)
2位:ジン・へソン(K-ヒトリガ)
3位:エノク(女心を魅了する男)
4位:シン・スンテ(ステージの狂人)
5位:キム・ジュンス(国楽界のトップスター)
6位:チェ・スホ(スーパールーキー)
7位:カン・ムンギョン(トロットジャンルの神)
本選第1戦では、5対3で韓国が勝利し、先制点を獲得しました。本選は3回戦まで行うので、日本は次で負けてしまったら終わりになります。
【日韓歌王戦】本選2回戦
本選第2回戦目の内容は、まずは1対1のライバル1曲対決です。日韓のトップ7から1人ずつ出場し、両国の名曲を一緒に歌います。
1回戦: TAKUYA×ジン・へソン
TAKUYAさんとジン・ヘソンの歌唱曲は、TUBE「ガラスのメモリーズ」でした。

実はこの2人、連敗同士の戦いでした。連敗を阻止したのは・・
勝:TAKUYA
審査員70点+国民48点=118点
負:ジン・ヘソン
審査員30点+国民52点=82点
審査員カンナムさんのコメント「選曲を聞いた時はとても心配でした。TAKUYAさんにはぴったりの曲だけど、ヘソンさんには合わないかもしれないと。。しかし・・すごく合ってましたよ!歌いこなしていました。勝者を選ぶのがとても難しかったです。完璧なステージでした。」
2回戦:竹中雄大×パク・ソジン
優勝者同士の竹中雄大さんとパク・ソジンさんの歌唱曲は、尾崎豊「I LOVE YOU」でした。

負:竹中雄大
審査員10点+国民39点=49点
勝:パク・ソジン
審査員90点+国民61点=151点
審査員の松崎しげるさんのコメント「パク・ソジンさん、ほんとに女性にモテるのがわかります。セクシーですし、曲が合ってました。最初の歌いだしのI love YOUでもうやられました。素晴らしかったです。雄大くんは、何を歌わせても自分の歌にしてしまう。バラードでも引き込まれる。もうどっちにいれてもおかしくない素晴らしい対戦でした。」
3回戦:特別ゲスト
3回戦目は、特別ゲスト!現役歌王でも活躍した可愛い2人です。
中学2年生の川合結人 VS 小学6年生のファン・ミンホ(2025年10月現在)
負:川合結人「さよならの夏(森山良子)」
審査員20点+国民49点=合計69点
勝:ファン・ミンホ「筆(カン・ジン)」
審査員80点+国民51点=合計131点
審査員Zeebraのコメント「ミンホくん!なんですかあなたは!凄すぎる!もちろん歌も素晴らしいんだけど、やっぱりステージングってとこを、大人の方やプロの方をしっかり見てらっしゃるし、それを自分のものにしてる。僕は何も言えません。最高!」
埼玉県出身、2011年12月11日生まれの13歳(2025年10月現在)。子役としての経歴をもち、現在は歌手として活動。「現役歌王JAPAN」の視聴者人気投票3割と制作委員会投票7割を反映して選出され。動画再生数は560万回突破。ピュアで澄んだ癒しの歌声と無害な浄化ボイスで話題に。
韓国光州広域市出身。2013年10月22日生まれの11歳(2025年10月現在)。チャング(韓国の伝統打楽器)を得意とするトロット(演歌)歌手。11歳ながら勢いのある滝のような高音で動画再生数は1000万回超え、全国ツアーを行うなど勢力的に音楽活動をしている。
4回戦:木本慎之介×キム・ジュンス
負:木本慎之介「世界中の誰よりもきっと(中山美穂)」
審査員60点+国民34点=94点
勝:キム・ジュンス「人生(リュ・ゲヨン)」
審査員40点+国民66点=106点
審査員中山良夫さんのコメント「キムジュンスさんは、ドラマチックという言葉がしっくりくるような、、あれほどの人生を歌い上げるという事は、ご自身の中でも色んな経験が蓄積されているんだろうなと思います。素晴らしい歌でした。」
審査員カンナムさんのコメント「慎之介さんのステージは、リンさんが誇らしげにしていました。上達していました。観客を幸せな気持ちにさせるスターになれると思うので今後が楽しみです。」
5回戦:Shin×エノク
Shinさんとエノクさんの歌唱曲は、安全地帯「恋の予感」でした。
勝:Shin
審査員90点+国民22点=112点
負:エノク
審査員10点+国民78点=88点
審査員ユン・ミョンソンさんのコメント「エノクさんは歌う時に、Shinさんの音程に合わせていたので低すぎたようです。悔しそうな顔をしていますね。実力を発揮できず残念だったと思います。Shinさんは湖の白鳥のようでした。優雅で品のある感情表現が本当に素晴らしかったです。次はどんな曲を披露するのか楽しみに待っています。」
これで3対2でまだ韓国リードを許したままです。
6回戦:juni×チェ・スホ
juniさんとチェ・スホさんの歌唱曲は、韓国曲のヒョン・ジニョン「ぼやけた記憶の中の君」でした。
勝:juni
審査員100点+国民41点=141点
負:チェ・スホ
審査員0点+国民59点=59点
審査員高田夏帆さんのコメント「チェ・スホさんは、自分の芯が歌でしっかり伝わり本当に素晴らしい。歌を通して私はその人を見ているので、ほんとに引き込まれました。juniさんは、疲れた時に色気が出ますね(笑)2人とも最高でした。」
審査員D-LITEさんのコメント「チェ・スホさんと言えば、ジャンルを問わず何でも上手なので楽勝だと思ってました。ですが2小節聴いたところで簡単じゃなさそうだと思いました。juniさんは、韓国語の発音もいいしダンスのラインもキレイでした。それから途中で太い声で歌う部分がありました。堀削機が来たのかと思うほどでした。パワフルなボーカルとパフォーマンスが最高でした。」
7回戦:Masaya×カン・ムンギョン
Masayaさんとカン・ムンギョンさんの歌唱曲は、日本演歌曲の桂銀淑「すずめの涙」でした。
勝:Masaya
審査員60点+国民56点=116点
負: カン・ムンギョン
審査員40点+国民44点=84点
審査員松崎しげるさんのコメント「カン・ムンギョンさん、トロットの神と呼ばれるのがわかるぐらい、歌っている時に全くプレッシャーを感じさせないくらい素晴らしい日本語でした。」
審査員D-LITEさんのコメント「Masayaさんは、歌を聴いてウンドさんと目が合いました。互いに親指を立てました。高級感があって美しいという表現がぴったりなすばらしい歌でした。毎回最高のステージを披露してくれて感謝しています。」
8回戦:優勝同士の対決
本選第2戦の最後の戦いは、竹中雄大さんとパク・ソジンさんの優勝者同士の戦いになります。
勝:竹中雄大「ENDRESS RAIN(X JAPAN)」
審査員80点+国民51点=131点
負:パク・ソジン「あんまりです(キム・スヒ)」
審査員20点+国民49点=69点
審査員松崎しげるさんのコメント「パク・ソジンさん、あなたの高音や低音、音楽のジャストな音というのは歌い手にとっては必要な事なんですが、何をとってもぶれないというか、声の色気って言うのでしょうか、それを全部持っているシンガーだと思いました。素晴らしかったです。」
審査員ユン・ミョンソンさんのコメント「雄大さんが披露した曲は、高音が続きますよね。だから歌うにはかなりの覚悟が必要です。雄大さんは高音パートが続いても音程を外さずに見事でした。」
9回戦:SHU×シン・スンテ
SHUさんとシン・スンテさんの歌唱曲は、中島美嘉「雪の華」でした。
勝:SHU
審査員40点+国民65点=105点
負:シン・スンテ
審査員60点+国民35点=95点
審査員松崎しげるさんのコメント「シン・スンテさん、最高でした。今まで聴いてきましたけど、優しさと色気が混ざっている歌声で、2人のユニットが成立してほしいと願うほど素敵なステージでした。」
審査員ユン・ミョンソンさんのコメント「中島美嘉「雪の華」は、都会的で、淡く控えめな曲だと思うんです。そんな曲をSHUさんなりの解釈で温かく歌いましたね。特別な才能がある方だと思いました。」
2回戦の最終得点は、韓国3対6日本だったので、1ー1で日本が追いつきました。
【日韓歌王戦】本選3回戦
さて、次の戦いで最終結果が決まります。
本選3回戦の内容は、1対1指名戦です。名前が書かれたカードをMCが引き、そこで選ばれた方が指名権を得られます。
すぐには、勝敗を決めず、まずは、国民判定団のみの点数が表示されます。
1回戦:juni→ジン・ヘソン
最初に指名権を獲得したのはjuniさん。指名したのはジン・ヘソンさんでした。
juni「Ti Amo(EXILE)」
国民判定団:22点
↓
ジン・ヘソン「川の流れのように(美空ひばり)」
国民判定団:78点
審査員松崎しげるさんのコメント「ジン・ヘソンさんは、有名な曲を自分の曲にしていた。そして日本語で僕たち訴える力っていうのは、すごかったです。素晴らしいステージでした。」
審査員ソル・ウンドさんのコメント「さすが、最終戦で切り札を出してきたなと歌を聴いて感じました。juniさんは、ありのままの姿で若々しいパフォーマンスでした。韓国でも特に女性から人気が出そうですね。たくさんの点が入ると思います。ヘソンさんは、今までで一番良かったです。今日は特に感情の広がりが表現されていました。初めてカッコよく見えました。自慢の後輩です。素晴らしいステージでした。」
2回戦:TAKUYA→エノク
TAKUYAさんが指名権を獲得し、エノクさんを指名しました。
TAKUYA「君と僕の挽歌(さかいゆう)」
国民判定団:51点
↓
エノク「愛、その寂しさについて(ヤン・ヒウン)」
国民判定団:49点
審査員カンナムさんのコメント「TAKUYAさん、川合結人さんに似ています。2人とも自身なさげでオロオロしているけど、曲が始まるととても上手で、聞き心地もよくてすごいと思います。」
審査員ハシヤスメ・アツコさんのコメント「エノクさん、世界感になりきっていたのがとても凄い事だと思いました。世界感の作り上げが凄かったです。」
3回戦:木本慎之介→キム・ジュンス
木本慎之介さんが指名権を獲得し、キム・ジュンスさんを指名しました。
木本慎之介「シングルベッド(シャ乱Q)」
国民判定団:18点
↓
キム・ジュンス「フン!(チョン・ドンウォン)」
国民判定団:82点
審査員D-LITEさんのコメント「キム・ジュンスさん、日韓トップ7の中で一番ダンスが上手でした。国楽のトーンでラップをする時、正直何と言っているかはわかりませんでした。だけど勢いがあってよかった。それに後ろの画面の虎に引っかかれて傷だらけです(笑)でもこういう傷なら大歓迎です。
審査員Zeebraさんのコメント「木本くん、今回の試合は俺の中では残念だった。前にも思ったけど、二世というのは物凄く大変で、物凄く大きなものを他の人たちより背負っていて、むしろそういうポジションでいる人は、すごいチャンスに恵まれていると思われるし、だから逆を言ったらスタートはマイナスなんだよ。普通の人達よりも倍やらなかったら練習しなかったら認められない。だってお前コネがあんだろとか言われちゃうんだよ。だからこそ、もっともっともっと練習して思いっきり自信つけて、また俺の前に出てきてほしいなと思ってる。」
Zeebraさんは、娘が芸能界でデビューしているからこそ、二世の大変さを、厳しくも愛のある言葉で木本さんを励まし、期待している事を伝えていました。
4回戦:Shin→カン・ムンギョン
Shinさんが指名権を獲得し、カン・ムンギョンさんを指名しました。
Shin「全ての日、全ての瞬間(ポール・キム)」
国民判定団:67点
↓
カン・ムンギョン「大阪しぐれ(都はるみ)」
国民判定団:33点
審査員高田夏帆さんのコメント「Shinさん、なんかもう立っているだけで喋っているだけで雰囲気が宇宙人のようなふわふわした感じ、掴みどころのない感じですよね。まだまだ色んな面が出てくるんだろうなというワクワクさせられるお歌でした。」
審査員ユン・ミョンソンさんのコメント「都はるみさんの専売特許ともいえるこぶしにこぶしを重ねるスタイルがあります。それを簡単に表現してみせました。卓越したステージでした。」
5回戦:チェ・スホ→竹中雄大
チェ・スホさんが指名権を獲得し、竹中雄大さんを指名しました。
チェ・スホ「チャンギ(アン・イェウン)」
国民判定団:51点
↓
竹中雄大「Drowning(WOODZ)」
国民判定団:49点
審査員リンさんのコメント「今日のスホさんは、歌の霊のようでした。いくつもの重要な要素が組み合わさって1つの作品のようでした。」
審査員中山良夫さんのコメント「チェ・スホさんのパフォーマンス、少し最初は戸惑ったんですけど、その戸惑いが最後心地良くなって、癖になるというか、そんな気持ちになりました。身体全体から指先まで細かい神経を張り巡らせたパフォーマンスが凄い良かったです。竹中さんは、これでもかってなるんですよね~。例えるなら喧嘩越しでくるというか僕はするんですよね。お前らこれでもか!という感じが素晴らしい。それが竹中雄大なんだろうなと思いました。」
6回戦:Masaya→パク・ソジン
Masayaさんが指名権を獲得し、パク・ソジンさんを指名しました。
Masaya「初雪のように君に行く(Ailee)」(韓国ドラマ「トッケビ」挿入歌)
国民判定団:49点
↓
パク・ソジン「アリラン牧童(キム・チケット)」
国民判定団:51点
7回戦:SHU×シン・スンテ
最後に残った2人でじゃんけんをし、SHUさんが後攻を選びました。
シン・スンテ「愛、そいつ(ボビー・キム)」
国民判定団:43点
SHU「ドライフラワー(優里)」
国民判定団:57点
審査員ソル・ウンドさんコメント「まず、シン・スンテさんですが、つらい恋愛をした経験があるんですが?悲しいラブソングを歌う時に表情が変わるんだよね。泣き叫ぶように感情を表現する。それくらい心を込めて大切に歌っていましたね。すばらしい。」
審査員リンさんコメント「私は、この中でSHUさんの歌声が一番好きです。何て言うかどう表現したらいいかしら・・歌声の表現力や音色がとてもいいです。現代的でありながら深みのある声でとても心に響きました。ありがとうございました。」
勝利したのは日本?韓国?最終結果
審査員の100点を残し、全てのパフォーマンスが終了。
果たして勝利を手にするのはどっちだ?
まずは、国民判定団のみの点数をまとめました。
対戦順 | 日本代表 | 国民判定団 | 韓国代表 | 国民判定団 |
---|---|---|---|---|
1回戦 | juni | 22点 | ジン・へソン | 78点 |
2回戦 | TAKUYA | 51点 | エノク | 49点 |
3回戦 | 木本慎之介 | 18点 | キム・ジュンス | 82点 |
4回戦 | Shin | 67点 | カン・ムンギョン | 33点 |
5回戦 | 竹中雄大 | 49点 | チェ・スホ | 51点 |
6回戦 | Masaya | 49点 | パク・ソジン | 51点 |
7回戦 | SHU | 57点 | シン・スンテ | 43点 |
審査員点を合計した点数はこちらです!
日本代表 | 審査員点 | 国民判定団 | 合計点 | 韓国代表 | 審査員点 | 国民判定団 | 合計点 | 勝者 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
juni | 30点 | 22点 | 52点 | ジン・へソン | 70点 | 78点 | 148点 | 韓国 |
TAKUYA | 70点 | 51点 | 121点 | エノク | 30点 | 49点 | 79点 | 日本 |
木本慎之介 | 0点 | 18点 | 18点 | キム・ジュンス | 100点 | 82点 | 182点 | 韓国 |
Shin | 40点 | 67点 | 107点 | カン・ムンギョン | 60点 | 33点 | 93点 | 日本 |
竹中雄大 | 60点 | 49点 | 109点 | チェ・スホ | 40点 | 51点 | 91点 | 日本 |
Masaya | 40点 | 49点 | 89点 | パク・ソジン | 60点 | 51点 | 111点 | 韓国 |
SHU | 20点 | 57点 | 77点 | シン・スンテ | 80点 | 43点 | 123点 | 韓国 |
勝利したのは韓国でした。おめでとうございます!
韓国4ー3日本で、接戦でしたね。
まとめ
予選結果:4ー3で韓国チームの勝利。勝利した韓国チームは本選で1点リードの特典を獲得。
本選1回戦結果:韓国4ー3日本で、さらに予選の特典を加算し、5ー3で韓国チームが勝利。
本選2回戦結果:韓国3対6日本で、日本チームが勝利。
本選3回戦結果:韓国4対3日本で、韓国チームの勝利。
2025年日韓歌王戦の結果は、韓国チームの勝利。
いかがでしたしょうか。
最後は、日本チームも韓国チームもとても仲良くなっていましたね。
でもそれはきっと、皆が実力者であり、お互いにリスペクトがあったからだと思います。
印象的だったのは、強敵だった韓国チームがとても日本チームをリスペクトし、腰が低かった事です。
両者が歩み寄り、良い音楽を作ろう!という想いが一つになったのだと思います。
まさに対決より、日韓交流にふさわしかったのではないでしょうか。
とても楽しい番組でした。また次回も期待しています!
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