元テレビ東京アナウンサーで現在フリーアナウンサーの大橋未歩さんは、2023年8月に夫で映像ディレクターの上出遼平さんとニューヨークに移住しました。
しかし、物価激高のアメリカ・ニューヨークで血の気が引く家賃、生活費は月で100万かかると話しています。
では、大橋未歩さんはなぜニューヨークに移住をし、今も尚住み続けているでしょうか。
大橋さんの連載や、過去のインタビューを参考に記事にしました!
是非最後まで読んでくださいね!
「ニューヨークになぜ移住したのか」
・一度は海外に住みたかった為。
・安定を好まない為。
・NY移住は夫婦2人の修行。
・夫婦ともに心配性の為、日本にいても変わらないと思った。
・円安関係なく、自分たちが行きたいタイミングがこのタイミングだった。
・夫・上出遼平のNYに対するワクワク感が学生時代から刷り込まれていた。
・移住地の候補にLAも検討したが、色々な国の人と触れ合えるNYを選んだ。
「生活費100万から得る対価」
・多様な価値観に触れられること
ニューヨークは多様性に富んだ都市で、さまざまな人種・文化・価値観の人々が共存している。
・人生のリセットと再発見
環境を一新して「ゼロからのスタート」を選んだことで、自分自身と深く向き合う時間を得た。
・自分軸で生きる力の獲得
他人の評価ではなく、自分がどう生きたいかに焦点を当てられるようになった。
・好奇心や学びへの投資
語学やアート、文化的なイベントなどに触れる機会が多く、そういった体験自体が「お金には代えられない価値」となっている。
大橋未歩がニューヨーク移住を決めたきっかけ

大橋未歩さんが2017年、夫の上出遼平さんが2022年に会社を辞めてフリーランスとなったことで、どこにいても仕事ができるようになったタイミングで移住を決めた2人。
他にも移住を決めた理由があるようなので紹介していきます。
・一度は海外に住みたかった為。
・安定を好まない為。
・NY移住は夫婦2人の修行。
・夫婦ともに心配性の為、日本にいても変わらないと思った。
・円安関係なく、自分たちが行きたいタイミングがベストタイミング。
一度は海外に住みたかった
大橋未歩さんは、もともと、人生で一度は海外に住んでみたいという願望があったそうです。
それに加えて、ふたりとも安定を好まないことも、移住を決断できたひとつの理由だと語っています。
NY移住は夫婦2人の修行
大橋未歩さんと夫の上出遼平さんは、2度にわたりロングトレイル(長距離の登山・ハイキング)に挑戦し、そういった体験を自らに課しています。
今回のNY移住のことを、2人は「修行」と呼んでいるそうです。
夫婦ともに心配性
夫の上出遼平さんは、下記のように語っています。
「ある意味、僕たちはすごく心配性で、不安で仕方がないから日本を出たという節はあります。同じ場所にいると、今日、明日は快適に過ごせるけれど、人としての成長速度に目を向ければいずれは頭打ちになる。成長の機会を失うことと引き換えに、安心を得ているような感覚がありました。」
この円安の時代になぜ?
移住の話を最初に切り出した夫の上出遼平さんに
「今後の為替レートがどうなるかなんて誰にもわからない。円が高くなるのを待っていたら、一生行けないよ」と言われたそうです。
「確かにお金のことだけを考えていたら、今も移住できていなかった。結局、思い立ったときが、私たちにとってのベストタイミングでした。」と大橋さんは話します。
実際にお金がかかるのは間違いはなく、これまでの貯金を今こそ自己投資に使おうと渡米を決意したそうです。
いくら貯蓄を増やしても「棺桶にはお金を入れられないし、経験こそが財産」というのが決断の理由の一つだそうです。
大橋未歩はなぜ移住先にニューヨークを選んだのか
・夫・上出遼平のNYに対するワクワク感が学生時代から刷り込まれていた。
・移住地の候補にLAも検討したが、色々な国の人と触れ合えるNYを選んだ。
夫・上出遼平のNYに対するワクワク感
夫の上出遼平さんは、何度か仕事や旅行でNYを訪れていることに加え、中学生だった頃、お父さんが一時期NYに住んでいたようです。
当時、お父さんのもとへ遊びに行ったら、ひとりでピザ屋に行かされたことがあり、NYの街を一人で歩いたときの恐怖感やワクワク感が、登れるかもわからないような険しい山を登るときの感覚と似ていたそうです。
今でも鮮明に覚えていて。「NYに行くとワクワクできる」という感覚が刷り込まれていると話しています。
移住地の候補にLAも検討
移住先の候補地としてロサンゼルス(LA)も検討したそうですが、
車がなくても生活ができる交通の便利さに加えて、様々な人種の人と出会える場所がいいなと思っていたようです。
語学学校も、NYの中でも最も移民が多く、167の言語が話されていると言われる「ジャクソンハイツ」というエリアにある学校を選び、同じクラスに15カ国の生徒がいるそうです。
これは日本にいてはたどり着くことのできない環境。もっといろいろな国の人と話ができるようになりたい、と大橋さんは話しています。
また、上出遼平さんはインタビューで下記のように話しています。
居心地がよくてお金がかからない地域へ移住する人がいるように、もっと居心地が悪くて、もっとお金のかかるような場所を求めて僕たちがたどり着いたのが、NYでした。正直まだ落ち着こうという感覚はなくて、東京と比べて、明らかにいろんな摩擦やダメージがあることに惹かれたんです。
大橋未歩のニューヨーク移住生活
・ニューヨークの家賃相場は約60万。1か月の生活費は、約100万円かかる。
・日本人家主のおかげで、アパートメントには温水洗浄便座付のトイレ、家賃も割安に借りれている。
・買い物で気づいたアメリカ文化は、シャンプーなどの詰め替え文化がない。
・「弱肉強食な大都会」というイメージを持っていたが、ニューヨークの人々が思いやりを持って接してくれることに感銘を受け、「ケアの街」と表現。
・ニューヨーク移住で日本では得られない多文化環境に刺激を受けている。
ニューヨークの生活費は月100万円!?
物価高騰で家賃や外食費が高い為、月の家賃が4,000ドル(日本円で約60万円)を超えて初めて、家の中に洗濯機を置くことができて、エレベーターがある建物に住むことができるそうです。
その為、月にかかる生活費が約100万円程度。
日本にいる時よりも、生活が苦しくなっている2人ですが、日本に帰国するまでのお金がある限りは、このハードな環境に投資し続けたい。そこで得たスキルが、将来の食いぶちになっていくと信じているそうです。
現在は、語学学校に通いながら、貯金を切り崩して生活しており、「毎月赤字覚悟」と率直に語っています。
しかし、現在住んでいる家は賃料がとても高いので引っ越先を探しているようです。
それにしてもこの夫婦、、凄すぎませんか。
ニューヨークのアパートメント事情
世界随一の物価の高さを誇るニューヨークに住んで1年超。
今住んでいるのはたまたま素敵なご縁でつながった友人が貸してくれたお部屋で、家主の好意で割安に借りられているとのことです。
家主も日本人である事から、トイレは温水洗浄便座付。
これはニューヨークではかなり珍しいことのようで、トイレットペーパー1ロールの価格は日本の約3倍。
節約のために夫の上出遼平さんはトイレで大きいほうをしたときに、「お尻を拭くのをやめた」といいます。
温水洗浄便座デビューを果たした上出さんですが、東京に住んでいた頃、温水洗浄便座の事で夫婦喧嘩をしたそうです。
その内容が↓こちらです。
夫は以前、私に温かい便座に座ることさえもとがめたくらいのストイックな人間なのだ。東京に住んでいた頃、家のトイレにある便座保温機能のスイッチをONにするかしないかで夫婦喧嘩になったことがあった。冬に冷たい便座に座ったときのヒヤッは、メンタルをだいぶ削られる。その苦痛を切々と訴えたが、彼はぴしゃりと言い放った。
「お尻を甘やかすな」
幼少期から登山やキャンプに親しんできた彼にとって、慣れは何よりも恐ろしいというのが持論だった。一度天国の味を覚えてしまったら、アウトドア活動における排泄がただの苦行と化してしまう。だったら、普段からお尻に甘い蜜など吸わせるなというのだ。そんな自己鍛錬の権化のような彼が、ついにあの生温かいシャワーに手をつけるという。
「ニューヨークの林檎のむいて食べたい」より
慣れるのは良くないけれど、節約する為なら良いというわけですね(笑)
そして、Amazonで注文したトイレットペーパーが、玄関先に届けられた直後に2度も盗まれたこともあるそうです。
物価高、治安の悪さが浮き彫りになった瞬間でしたね。
日本の公共のトイレは、むき出しに補充用のトイレットペーパーが置かれていますが、いかに平和なのがわかります。
買い物で気づいたアメリカ文化
大橋未歩さんは、シャンプーやリンスを買いに行った際、ある事に気付いたと話します。
それは、「詰め替え用がどの店に行ってもない」という事。
日本では、シャンプーやリンスの詰め替え用の商品が販売されていますが、アメリカで訪れた店にはなかったようです。
ボトルをたびたび購入しているとごみの量が増すため「詰め替えないともはや罪悪感が募る」という大橋さんは「詰め替え文化ってアメリカにはないのかな」とあまり浸透していないことに戸惑いを感じたようです。
プラごみ排出量最多はアメリカですが、「プラボトルごみの環境へのインパクト大きくないのだろうか、知りたいことたくさんです」と関心を示していました。
大橋さんのポストを見たファンからは、様々なコメントが寄せられていました。
「詰め替えするくらいならその分大容量にしておけばいいでしょ?ってことなんですかね?」
「少し前までアメリカに住んでいた知人に聞いたら詰め替え文化がほとんどないって言ってました」
「NYで詰め替えパック推進の旗振り役になるしかない」
大橋さんが、先立って詰め替えパック推進を広めて、アメリカのプラゴミ排出量を減らす日が来るかもしれませんね。
明るいニューヨークの人々
ニューヨークはいつまで経ってもバスが来ないのが当たり前で、地下鉄でも時刻表は当てにならないので確認もしないらしいのです。
一方で、道ゆく多くの人が明るく生きているように見えるのが、ニューヨークの魅力だそうです。
移住前は「大都会だし、殺伐としているのかもしれない」と心配していたそうですが、実際は、下記のようでした。
・目があっただけで微笑みを交わす。
・誰かのためにドアを開けてあげるのも当たり前。
・サンキューもソーリーも日常茶飯事。
・重い荷物を持っているとき、道で迷っているとき、困っているとすぐ誰かが助けてくれる。
・盛んなボランティア活動。
ニューヨークの人々が思いやりを持って接してくれることに感銘を受け、「ケアの街」と表現。
インフラや制度など、環境面で足りないことを「人」が補っている印象を受けたそうです。
ニューヨーク移住で変わった事
大橋未歩さんがニューヨークに移住したことで、生活や価値観のさまざまな変化をまとめてみました。
まずは、美容院は卒業して髪を自分で切ってみたりと、コツコツと節約を重ねてきたそうです。
昔のように洋服を買うことも少なく、日本に帰る際はトランクを空っぽにしていって、下北沢で古着を買うのが楽しみとの事です。
多文化との出会いと学び
移住先としてニューヨークを選んだ理由の一つに、多様な人種との出会いを求めていたことがあります。
語学学校では15カ国の生徒と共に学んでおり、日本では得られない多文化環境に刺激を受けているようです。
また、マンハッタンのイーストリバー沿いの公園でのんびり過ごす時間や、地元のピザ屋「Scarr’s Pizza」など、お気に入りの場所も見つけているとのことです。
大橋未歩さんのニューヨーク移住は、日常生活の中での新たな発見や挑戦を通じて、価値観やライフスタイルに大きな影響を与えているようです。今後の彼女の活動や発信にも注目が集まりますね。
ニューヨークに移住して感じた日本の美点
大橋未歩さんは、ニューヨーク生活を通じて日本の良さを再認識されています。
彼女が感じた日本の魅力をいくつかご紹介します!
日本の医療制度
アメリカでは、医療と保険は贅沢品で、めったなことでは病院に行けないという緊張感でいっぱいだそうです。
風邪も引けないアメリカで改めて、国民健康保険があり、誰もが良質な医療が受けられる日本は素晴らしいと感じたようです。
日本に来る外国人観光客も、日本の医療は安い!と絶賛している様子を良く見ます。
日本は少し何か違和感があればすぐ病院に行く文化なので、アメリカとは全く違いますね。
日本の食文化の魅力
大橋さんは、ニューヨークでの生活を通じて、日本食の人気とその価値を改めて実感されたそうです。
現地では日本食が「クール、ヘルシー、おいしい」と評価され、行列ができる店も多いとのことです。
この経験から、日本の農業や漁業といった第一次産業の重要性を再認識し、それらを支える人々を尊敬していると話しています。
まとめ
・一度は海外に住みたかった。
・安定を好まない。
・NY移住は夫婦2人の修行。
・夫婦ともに心配性の為、日本にいても変わらないと思った。
・円安関係なく、自分たちが行きたいタイミングがこのタイミングだった。
・夫・上出遼平のNYに対するワクワク感が学生時代から刷り込まれていた。
・移住地の候補にLAも検討したが、色々な国の人と触れ合えるNYを選んだ。
・多様な価値観に触れられること
ニューヨークは多様性に富んだ都市で、さまざまな人種・文化・価値観の人々が共存。そういった環境に身を置くことで、自分の考え方を相対化し、凝り固まった価値観を崩すことができている。
・人生のリセットと再発見
アナウンサーとして日本で成功を収めた後、環境を一新して「ゼロからのスタート」を選んだことで、自分自身と深く向き合う時間を得た。
・自分軸で生きる力の獲得
他人の評価ではなく、自分がどう生きたいかに焦点を当てられるようになった。これは、日本にいた時には得がたかった感覚だそう。
・好奇心や学びへの投資
例えば、語学やアート、文化的なイベントなどに触れる機会が多く、そういった体験自体が大橋さんとって「お金には代えられない価値」となっている。
100万円という金額は高額に思えるかもしれませんが、それによって得ているのは、
「世界の見え方が変わるような体験」や「精神的な自由」といった、人生の質を高める投資だということがわかりますね。
私は単純に、この夫婦すごい!と思ったと同時に、自分に厳しくストイックだなと思いました。
自分を成長させる為に、どこまで行くんでしょうか。
これからも追っていきたいと思います。
フリーアナウンサー
・1978年8月15日生まれ、兵庫県神戸市出身。
・上智大学卒業後、2002年にテレビ東京に入社し、多くのレギュラー番組で活躍。
・2007年にヤクルトスワローズの選手だった城石憲之氏と結婚。
・2013年に脳梗塞を発症後、約8カ月の療養を経て復帰。
・城石憲之氏と2015年に離婚し、11歳年下の当時テレビ東京社員、上出遼平氏と2016年に再婚。
・15年間勤めたテレビ東京を退社し、2018年にフリーアナウンサーに転身。MXテレビ「5時に夢中!」日テレ「スッキリ」などのレギュラー番組をもつ。
・その後、アメリカ・ニューヨークに移住。初出演映画「冗談じゃないよ」が日本映像グランプリ脚本賞を受賞。日米を行き来しながら、テレビ、ラジオ、イベントなど幅広く活躍中。
映像ディレクター・作家
・1989年2月14日生まれ、東京都出身。
・早稲田大学を卒業後、テレビ東京に入社。
・『ありえへん世界』『世界ナゼそこに?日本人』のアシスタントディレクターを務め、若手時代から海外ロケの多いキャリアを積んだ。
・2015年、テレビ東京の先輩社員である大橋未歩と結婚。
・2022年、テレビ東京を退社し、フリーランスになり文筆家としても活躍の場を広げる。
・現在NYを拠点に活動中。
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